営業まわりをしていて感じるコト 求人面接から待機室事情まで

特有のトラブル!?…（苦笑）

広告代理店の営業マンというのものは、外回りが非常に大事。
　１軒、１軒お店をまわって挨拶をして、関係を作っておくのも大事な仕事です。何か用がなくても、アポを取ってお店に伺います。
　そこで気づいたことを今日は書いてみたいと思います。
　とあるぽっちゃり風俗に伺ったときのことでした。
　事務所と待機場がふすま１枚を隔てているお店なのですが、店長と話していると、女の子たちだけでなく、お店の事情が良く見えます。
　ぽっちゃりの女性は、とにかくよく食べるので、お店の冷蔵庫が普通では考えられないほど大変なことになっているのです！
　一人が、冷蔵庫を占領しだすと、数人がまた冷蔵庫に出し入れを始める。店長は、コンビニの冷蔵庫ように、ありとあらゆる食べ物だらけになっていると言います。そして、名前を書いておかないと、誰かが食べたりして問題が起きるなんて事もあるようです。いえ、そうではないですね。名前を書いてあっても、誰かが食べてしまい、「あとで返せばいいや」と思いつつ、それを忘れてしまい、大喧嘩に発展する……なんてこともあるようです。
　この間も「プリン１つで、泣きわめくほどの大喧嘩だよ」と店長がぼやいていました。

　待機中はついつい何かを食べていないと落ち着かないといいます。確かに彼女達は普通の女性よりも食の量が多く、お弁当も１回に２つ以上買い込んでいます。出勤の時に、ビニール袋にたくさんの食料を抱えてやってくる人が多いですね。
　確かに痩せてしまったら仕事にならないし、体重をキープもしくはアップさせることは大事なお仕事のひとつでしょう。運動もしなくていい、ダイエットもしなくていい、体重があるだけで仕事になっていくので彼女達にとってみれば天職のようなお仕事かもしれません。
　でも、求人に応募する際は、待機室がこのような状況になっていると知っていると良いでしょうね。

まだまだある！ぽっちゃり風俗店でも食べ物にまつわるトラブル

食べ物のトラブルは、どこのお店にもよくあるとのことです。
　店長もそれを知ってか、お菓子やカップラーメンなどを、お店の備品として常に揃えておいているそうです。待機室のテーブルの上には、いつも食べ物が山盛りになっており、それは誰が食べてもいいことになっているそうです。
　また、保存の効く食料以外にも、おにぎり、パン、時々宅配ピザなどを、差し入れをすることもあると言っていました。
　そうでもしておかないと、すぐに他店の求人情報をチェックして、より条件のいいところへ移籍してしまうそうなのです。
　長年、ぽっちゃり風俗嬢として働いてきた女性は、その辺も熟知しているようで、「お店の福利厚生ってどんな感じですか？」と聞いてくることもあるそう。その際、衛生用品についての説明をするだけでなく、「あそこに置いてある食べ物は、お店が用意しているので、好きに食べていいからね。飲み物は、水とお茶はこっちで用意しているからね」などと説明するようです。
　人気のない食べ物のときには、「これやだ」「今日のセンス悪いね」と文句も時折聞こえてきます。なんだか大変なんですね。

　このように、求人募集で見事確保できた大切なぽっちゃり娘たちを、繋ぎ止めるためには、「食べ物が大事！」だと、お店のスタッフ側では共通の意識を持っているそうです。
　ボーナス時期に売り上げが良かった日などは、その日出勤しているぽっちゃり風俗嬢を全員引き連れて、焼き肉にいったりするそうです。ちなみに、高級店ではなく、食べ放題のお店だそうです。でも、「いつ出入り禁止を喰らうかビクビクしている」そうですから、ぽっちゃり風俗店だけでなく焼き肉店も大変です。
　それにしても、みんな本当にお肉が大好きなんですね。
　でもこれは、ぽっちゃり店ならではの嬉しい店長サービスですね。この店に出勤さえすれば、お菓子やピザが食べ放題。たまには、焼き肉なら求人を見て面接にまでくる甲斐があります。
　広告にはそんな内容は記してありませんが、そんな優しい店長の配慮は、ぽっちゃり専門店以外のの風俗店では考えられませんね。面接を受けるときには、店長やスタッフの雰囲気も見ておくとようでしょう。

　太っている女性は大柄なだけで価値があり、りっぱな人気商品なのですし、お客さんが付かない日があっても、お店のおもてなしや人情で、女の子が移籍しないで頑張っているお話もよく聞きます。
　たまたま稼げなかった時の、お店の女の子に対する、サービスに感動してしまいます。風俗というと、殺伐とした業界を思い浮かべてしまいがちですが、人としてのあたたかみを感じるお店も少なくないんですよ。